スリップリング | 特注対応のカスタム設計
スリップリングとは回転する金属製のリングに、ブラシを側面から押し当て、スリップさせながら通電させる回転接続用のコネクタです。
グローブ・テックは、既製品では存在しない産業用に特化した高性能・高品質・長寿命のスリップリングを、特注で設計します。
回転するリング材質には真鍮、銀合金などが使用されます。ご使用になりたいアプリケーションに合わせて材質を選定します。
固定側のブラシ材質にはカーボン、銀合金、六元合金などが使用されます。
基本的にブラシ単体での販売はしておりません。
回転軸取付タイプ
回転軸の軸端とスリップリングのシャフト部を接続して使用します。
スリップリング本体に中空の穴はありません。
極数:12ch
電流:30A
電圧:AC480V
回転数:100rpm
極数:30ch
電流:2A
電圧:AC100V
回転数:100rpm
大電流(30A)と
同軸の混在タイプ
信号用4極のスリップリング
スルーシャフトタイプ (中空タイプ)
回転するシャフトをスリップリングに通して固定します。
中空のサイズはご要望に応じて設計可能です。
信号用4極のスリップリング
内径φ50mm
大電流と信号の混在タイプ
フランジ付き
内径φ10mm
ブラシ摩耗チェック用のぞき窓があります。
メンテナンス時のカーボンゴミの除去に使用します。
半導体の製造装置向け。
高周波(13.56MHz)とDC1,500Vの混在タイプのスリップリング
セパレートタイプ
一体型ではなく、リングとブラシが独立しているタイプです。
それぞれを別々に装置に取り付けて使用します。
大電流と信号の混在したセパレート式のスリップリング
ヒーター電源と熱電対信号が混在した複合式のスリップリング
信号用2極のスリップリングスルーシャフトでセパレート式
複数のブラシを使用し大電流(50A)1極を通電できるスリップリング
スプリットタイプ
リング部を分割式にすることで、両端のふさがったシャフトに、後付けで取り付けることができます。
スルーシャフトタイプが取り付けられない既設の設備にスリップリングを追加したい場合に使用します。
スライドタイプ
スリップリングの技術は回転運動だけではなく、フラットな往復運動にも応用されます。
ブラシを平らな金属のレールにスライドさせて使用します。