主な材質
高温用耐熱コネクタ | 最大680℃・特殊接点使用
汎用品コネクタの耐熱温度は60~125℃程度ですが、グローブ・テックの高温用耐熱コネクタは最大680℃の耐熱性を持っています。加熱環境でもばね性を失わない電気接点を使用することで実現します。産業用機械のヒーター周辺や熱電対信号の接続に向いています。
コネクタを仕様温度以上の高温環境で使用すると、樹脂材料の変形や、接点に使用するばね材の組成の変化による接触不良等の不具合を引き起こします。この問題はグローブ・テックの特注品コネクタの技術によって解決することが可能です。特注により設計するコネクタは形状や仕様だけでなく、使用する材質を高耐熱の材質にすることが可能です。耐熱性のある材質は非常に高価なため、使用温度に適した材質を段階的に選定します。
※コネクタの耐熱温度は環境温度と通電による自己発熱温度を考慮して決定します。
主な材質
電気接点
電気接点部は高温環境にさらされてもばね性を失わず安定した通電を行う材質の選定が必要です。
コンタクトバンド、コイルスプリングコンタクト共に耐熱性ばね材の製品をラインアップしています。
ベリリウム銅合金、ニッケル合金、ステンレス、ハステロイ、インコネル
導体
銅合金、ステンレス、ニッケル、インコネル
絶縁物
PTFE、PEEK、ポリイミド、セラミック
ケース、外装
アルミ、ステンレス、インコネル
高温用耐熱コネクタ製作例
高温用耐熱コネクタはすべて特注品対応となるため標準品のラインアップはございません。打ち合わせの上、設計とお見積りをさせていただきます。
高温用耐熱コネクタ絶縁物無し
導体部分のみを設計した場合の製作例です。お客様にて装置取り付け時に絶縁の 処理が必要となります。
高温用耐熱コネクタ絶縁物付き
絶縁物、ケース、ロック機構等も用意したコネクタです。絶縁物やケースの材質も使用温度に合わせて選定致します。